【手作り楽器】kajiiのブログ

名古屋の日用品演奏ユニットkajiiのブログ。主に創が更新しています。

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動画

箱に釘を打ち込んだだけの楽器・ドルフィンハーモニー。



作る上で気づいたことをいくつかメモ。

・釘は50mmから150mmmまで試したが、使いやすいのは90mmと75mm。
太いものは鳴らすのにパワーが必要で、細いものは低域が稼げない。

・音域はだいたいソ~ド#までの2オクターブ半。
ただし、最高音のド#あたりは釘の長さが1センチを切ってくるので弾くのが大変。

・打ち込んだ根本の方は鳴らず、頭の方をこすると鳴る。

・普通に釘を打つと弾いているうちに抜けてきてしまうので、
下穴を空けて接着剤を垂らし打ち込んでいる。

・接着剤が乾くとピッチが上がるので最初の時点では低めにしておく。

・釘を打つ板自体は薄い方が鳴りがいい。
今回のものは24mmの厚さで作ってしまったが、薄い板をベースにして
釘を打ち込む部分だけ厚い板で補強すると良く鳴るかも。

・一つの音を3オクターブ作ると弾くときに結構弓がひっかかる。

・今回、白鍵箱は上部にドレミファ、側面にソラシを配置したが
上部に七音いけるといい。作るのは簡単だけどやっぱり弾きにくい。

・これの強みは応用力の高さにある。
例えば釘を数本並べて打ち和音を一発で鳴らせるようにするとか、
曲によって音の配置を変えて演奏を簡単にできる。


いつかこの楽器を作ってくれる人が現れることを願って、
ポイントを書いてみました。笑



kajiiの新作動画「Jupiter」を公開しました!

使っている楽器は、
ガラス琴、食琴、タライUFO、塩ビ管ベース、バケド、ヒミツキッチン、
排水ホースというところ。

CD「TRY!」に収録されているものを短くアレンジし直し撮影しています。

今回の特筆すべきところは、外部スタッフゼロで制作しているところでしょう。笑
というか、楽曲のアレンジから撮影、編集までほぼ全てクマーマがやってくれています。
(ぼくは楽器作って演奏しているくらいです)
クマ君の緻密な性格がよく出た完成度の高いものになったと思います!

最近はライブでもよく演奏しております!
ぜひ生で見てくださいね。
CDは映像ともライブともアレンジが違います。
こちらもぜひチェックしてみてくださいませ!!
CDの販売はこちら

週末は名古屋市北区にて、妄想台湾
投げ銭でライブやっておりますー。こちらも是非!



「kajiiのフルスイング」で使うために作った柵型木琴・サクモ。
ホームセンターで売られている普通のツーバイ材で作った。
音板はネジできちっと留めてしまうと当然鳴らないので、
ゴムワッシャーで浮かしながらボルト留め。
響きを邪魔しないため、塗料も極力薄く塗ってある。

最大のポイントは音板の配置。
普通の鍵盤並び(左側が低音、右側が高音)にしてしまうと
「あ、楽器だな」というのが一発でばれてしまうので
一見したところ柵にしか見えないように、崩して配置してある。
とはいえ、もちろんkajiiなりのルールがあって
実は食琴と同じ並びになっている。
(キーはCではないですが)左側から
シ ミ ラ レ ソ ド ファ (オクターブ上の)ド
という感じ。

バチは園芸用支柱にビニールテープ、毛糸を巻いたもの。

キャスターがついていてころころ動く。

最近作った「巣箱楽器」「タイル琴」と合わせて「kajiiの庭」という演目を演奏した。
(あとは植木鉢もありますが、こちらは割愛)
家の外にも意外といい音って溢れていますね。たのしいーーーーーーー



ある方に「タイルはいい音がする」と教えてもらったことから
紆余曲折を経て今このカタチができた。

ある程度の大きさまでタガネで割る。(これが一番難しい)
そのあとはグラインダーでごりごり削る。
裏面の端から22.4%のところに隙間テープを貼る。
マレットは園芸用支柱にビニールテープを巻いて芯にして、
その上から毛糸、綿糸の順で巻いたもの。(毛糸だけだとすぐ切れる)

言葉にするとたったこれだけ。。。
からころ可愛らしい音がする、新しい楽器!
ここからさらに楽しく伝えられるような工夫を施していければと思います。



kajiiのフルスイングで発表した謎の巣箱楽器。
養蜂家・船橋康貴さんからいただいたミツバチの巣箱に釘を打っただけのもの。
実は釘は弓で弾くと音が鳴る。
打ち込み具合によって音程を調整できるので、ド~ラを作ってみた。
(正確にはキーがAフラットですが。。。)

釘は長さによって出せる音が違う。
長い釘を使えばいいわけではなく、65~75ミリくらいが具合がいい。
浅く打ちすぎると弾いてる間に抜けてきちゃったりするので、ある程度は打ち込む。

難しいのは、一枚の板の上にいくつも釘を打つと
他の釘を打つ振動で調律がどんどん狂ってしまうこと。

小さな板に一つ1音で打ち込み、後から板を剝ぎ合わせることも考えたけれど
そもそものベースの板が小さいと音が全然鳴ってくれない。

また、運搬中など 釘が少しでもどこかに引っかかると調律が狂う。
打ちなおしても同じ穴では緩んでしまう。。。これも大きな弱点。
接着剤では釘がうまく留まってくれない。音も少し死んでしまう。

というわけで弱点だらけですが、それもかわいく見えるくらいの余りある魅力があります。
まず 音は完全に弦楽器ですが自分で弦を押さえる必要が無いこと。
決まった釘を弾けば決まった音が出るので、演奏感覚は鍵盤楽器に近い。
弦楽器経験ゼロのワタシにこれは大きいです。
また作るのもカンタン。なんせ釘を打つだけです。
なんなら小学生でも問題なくできてしまいます。
バイオリンを作るワークショップとなると途轍もなく大変ですが、
これなら30分あればできるでしょう。
弓も自作するアイディアをクマくんが持っているので、全て手作りで賄えます。
たのしいーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

★マニア向け

 

1.マラカス風?
2.付点系
3.カントリー風
4.マーチング風
5.ツーバスドロロドロロ風 

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